小城駅 駅長
昔ながらのぬくもりに 包まれた小城駅
1903年に開設されて以来、小城の玄関として、毎日通勤・通学・旅行者など多くの人が行き交う小城駅。そんな人々を笑顔で迎えているのが駅長の末次さんです。
「小城駅は風情が感じられて良いですよね。初めて小城駅に降りられたお客様は、ホームの景観や歴史ある駅舎を気に入って写真を撮られるので、なかなか改札口に辿り着かれないんですよ」と微笑みます。
木造の駅舎は2015年に「22世紀に残す佐賀県遺産」と国登録有形文化財にも認定された美しい建物。その景観を守ろうと、末次さんを始め、地域のボランティアの清掃活動もあって、いつもきれいなホームが維持されています。
またICカードが普及する中、小城駅は今も駅長が切符を切る昔ながらの改札スタイル。夜は集札箱が疲れて帰ってきたお客様をお迎えします。
「駅は大事なスタート地点。気持ちよく旅していただけるよう、短い時間ですが、真心込めて接客しています。お客様に“小城駅、良いですね”と言われると私が褒められているようで嬉しいです。唐津線はのんびり進むローカル線。お弁当でも食べながら車窓からの景色を眺めつつ、ゆっくり旅していただきたいですね」と語る末次駅長。
気持ちの良い風が吹き渡るホームに、今日も多くの人が降り立ちます。
- 駅名
JR小城駅
- 住所
三日月町久米2083
- 電話番号