小城の人

親子でホッと 笑顔の時間

　ベビーマッサージや親子向けのイベント運営などを幅広く手がけるmiconico。代表で現役保育士の三浦さんは、「保護者の皆さんが安心して育児の悩みを相談できる存在になりたい」との思いから、資格を取ってベビーマッサージを始めました。開業は令和２年７月。コロナ禍で、親子のふれあいや癒しの時間が求められた時期でもありました。
　優しい声で歌い、声をかけながら赤ちゃんをマッサージ。その後はひと息つけるティータイムも設け、親子でリラックスできるよう細やかに工夫されています。特にお疲れ気味の産後のお母さんには、心身が癒されると好評です。さらに、ランチ付きのベビーマッサージ講座も開き、一歩先の知識を学ぶこともできます。
　新型コロナが５類に移行すると、児童館などに出向く機会が増加。「もっと親子を楽しく癒したい」と、子どもたちに人気のメダカ掬いなど、ベビーマッサージ以外でもイベント出店するようになりました。今では親子向けマルシェの主催もしています。
　多岐にわたる事業ですが、そこには軸となる思いがあります。「一番大切なのは親子に楽しんでもらうこと、そして地域に貢献することです。そのためにできることを試しながら発展させていきます。それが私の成長にもつながるので、毎日とっても充実しているんですよ」と三浦さん。これからも楽しみながら、親子の笑顔を咲かせていきます。