芦刈観瀾校で活動している読み聞かせボランティア
本と声でつなぐ物語の時間
さかのぼること24年ほど前、芦刈観瀾校の保護者を中心に読み聞かせボランティア「ブックラブ」は結成されました。現在は年に5回ほど、朝の時間で小学部1~4年生の教室を訪れています。季節や行事に合わせて本を選んだり、学年に応じて読む速さやページをめくるタイミングを変えたり。同じ一冊でも学年によって反応が変わるところに、読み聞かせの面白さがあります。
普段の読み聞かせでは、絵本のほか紙芝居や手作りの仕掛けなど、読み手それぞれのスタイルで展開。1年生に紙芝居を読んだ際には「もう一回」と求められたこともあり、子どもの反応が活動の励みになっています。活動する中で感じる本の魅力は、一冊の本の世界に入り、想像を膨らませながら、自分ではできない旅や経験に出会えることです。
6月には、今年で二回目となる「音と絵本の読み聞かせ会」を体育館で開催。桃太郎をもとにした創作物語「のりたろう」を、オリジナルの絵とともに披露しました。BGMや楽器の音を加え、子どもも読み上げや演奏に参加。最後は合唱し、物語の世界を一緒につくりました。
子どもたちを思い、続けてきた活動。今後は読み手を増やし、4年生までの読み聞かせを6年生まで広げることが目標です。年に一回からでも加わってくれる方がいたらうれしい――そんな願いを込めて、本を通して子どもたちと向き合う時間をこれからもつないでいきます。
- ※
『ビッグブックはらぺこあおむし』 作絵:エリック・カール、訳:もり ひさし、偕成社
『おじいちゃんのごくらくごくらく』 作:西本 鶏介、絵:長谷川 義史、鈴木出版
『こんにちワニ』 作:中川 ひろたか、絵:村上 康成、PHP研究所
『しあわせになあれ』 詩:弓削田 健介、絵:松成 真理子、瑞雲社
『おつきみセブン』作:もとした いづみ、絵:ふくだ いわお、世界文化社
『月へミルクをとりにいったねこ』 作:アルフレッド・スメードベルイ、訳:ひしき あきらこ、絵:たるいし まこ、福音館書店