小城の人

お客様と共に20年の節目を迎えて

お寿司が大好きで調理の専門学校へ進学すると、いろいろな大会で活躍し、佐賀の有名寿司店に入ったという努力家の小川さん。当時の板前の世界は大変厳しく、朝6時から深夜2時まで働き詰め。それでも頑張り抜き、経験を積むうちに、自由な発想で料理が提供できる居酒屋を開きたいと平成14年1月28日、27歳の若さで「ちゅら」をオープンしました。

　いけすの鮮魚で作る活き造りなどの海鮮料理をはじめ、ラフテーやソーキそばなどの沖縄料理、そして冬のお鍋などが人気。美味しさはもちろん、お客様との縁を大切にして歩んできました。

「１月に20年目を迎えますが、この場所だったから続けてこれました。20年を迎える最後の試練がコロナでしたが、昔のお客さんが心配して顔を出してくれたり、助けてもらったりして、乗り越えることができそうです。本当に感謝ですね」と小川さん。

　現状を乗り切るために始めたお昼の営業では、沖縄から取り寄せた麺と野菜たっぷりの沖縄風ちゃんぽん「ちゅらそば（550円）」が女性にも大人気。

「このまま頑張って、お客様と家族のようなアットホームな繋がりを大切にしていきたいですね」と明るい笑顔を輝かせます。