小城の人

　昭和22年に初代の梅夫さんがアメ菓子販売店を開いたのを始まりとし、以来70年、小城で羊羹を製造・販売する水田羊羹本舗。伝統の切り羊羹だけではなく、コーヒーやブランデー、よもぎなど、バラエティー豊かなオリジナル羊羹を多数取り揃えています。

　自由な発想で次々と新商品を生み出した２代目の泰迪さんの思いを受け継ぎ、水田羊羹本舗ならではの味を追求し続ける３代目の信さんと専務の慎太朗さん。柔軟な対応力と確かな味が評判を呼び、新たな羊羹の開発・製造を依頼されることも多いそうです。

　口コミで販路を広げるほか、オンラインショップでも販売。「県内外から『おいしかったよ！』と感想をいただくことも多く、大変嬉しいです」と慎太朗さんは笑顔で話します。

　昔ながらの製法を守りつつ、新たな羊羹の楽しみ方を生み出せないかと、探求は尽きません。「伝統を守りながら挑戦を続けてきた確かな経験と実績が私たちにはあります。これからも恐れることなく、新たな道を切り開いていきたいです」と、頼もしい慎太朗さんです。

小城のこいが良か！

小城の水

羊羹作りに不可欠な水がおいしいからこそ羊羹もおいしいのだと思います。私たちが羊羹を作り続け、発展できたのは、小城のきれいな水のおかげです。