書作家
1988年、牛津町生まれ 書作家
佐賀北高校 書道科、福岡教育大学 書道科卒業
2020年2月にゆめぷらっと小城で開催された 「小城展」の題字を担当
のびやかな文字に 想いを込め
多彩な色で筆を操り、見る人を引き込む力強い作品が評価され、国内外で書のライブパフォーマンスや個展、ファッションに取り入れるなど幅広く活動している中島さん。3歳で始めた書道の才能を開花させ、中学1年生で段の最高峰特待生に。自由に表現する〝芸術書道”に出会ったことで、さらに書の楽しさにのめり込んでいきました
しかし、大学時代に大きなスランプに出くわします。「書道をやめようと小城に戻り、綺麗な景色を見たり、中林梧竹記念館に行って梧竹さんの作品を見たりして、のんびり過ごしていました。ところがある日バッグの中から持ってきたはずのない筆を見つけたら書きたい気持ちが溢れてきました。その衝動のままに書いたらすごく好きな作品ができ、評価されるようになりましたし、絶対にやめないと気持ちが固まりました」と振り返ります。
その後滞在したニューヨークで現代アートや建築物や人々の活気に触れながら、筆と紙にこだわらない自由な表現を模索し、表現の幅を広げていきました。
「アートの良さや書の魅力をもっと身近に感じてもらいたいと思い、書のアーティストという意味で〝書作家”と名乗っています。私の原点は書を通じて誰かを元気にしたい、励ましたいという思い。読めなくても想いを込めた文字は気持ちが通じます。今後も作品を通してアートに興味を持ってもらえたらと思います」と郷土の書聖のごとく熱き探究心と創作意欲に燃える中島さんです。