株式会社城島旗染工 4代目
昭和29年6月生まれ
株式会社城島旗染工 代表取締役社長
子どもの成長を願い、 想いを込めて作る五月のぼり
100年以上前から五月のぼりや袢天などの染物を製作してきた株式会社城島旗染工。城島さんは、その4代目として、昔ながらの染色技法「本染め」を今も受け継いでいます。
以前は西日本を中心に卸売で寝る間もない程製作に追われていましたが、近年、少子化や海外製品の影響で次第に五月のぼりにも変化が表れてきました。そこで、新しい方向に展開するために、ジャパンスタイル・アジアンカラーの大胆な図柄と鮮やかな色彩、そして染色技法にこだわる「城島五月®旗」のオリジナリティを確立してきたところです。
「本染め」とは、のりで模様を描き、刷毛でむらなく染め、乾燥したらのりを洗い流すという、大変手間と時間がかかるもの。熟練した職人たちが丁寧に仕上げ、世界に一本ののぼりが完成します。
インパクトのある五月のぼりは「かっこいいね」 「他とは違うね」と評判となり、全国から注文が相次ぐようになりました。
また、城島さんは日本の染色文化を海外に広めようと、海外での展示会も開催。15年前にはイタリア・ミラノで、6年前にはトルコ・イスタンブールで開催し、色彩の鮮やかさが素晴らしいと、どちらも大盛況に終わりました。
子どもの成長を願う五月のぼり。「お子さんにとってのぼりは一生に一度のもの。時代は移り変わっても、親が子を思う気持ちは変わりません。のぼりはお子さんへの愛情の象徴ですから、これからも大切に作っていきます」と笑顔の中にも城島さんの真剣な瞳が輝きます。
- お店
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株式会社城島旗染工
- 営業時間
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9時~17時30分
- 定休日
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日曜・祝日(1月~4月は無休)
- 住所
牛津町柿樋瀬1101-3
- 電話番号