小城の人

木塚貴博さん

木塚フスマ工芸社

 大阪で生まれ育った木塚さんは、創業者である父の故郷・三日月町へ、跡を継ぐために一家で移住。「お得意先との縁が強く、ぜひ父の代で終わらず仕事を続けてほしいと熱望 され、店を継ぐことに決めました」と当時を振り返ります。

 襖は10年、20年と長く使うからこそ、予算内でなるべく良い素材を使い、手間を掛けたいと木塚さん。ほぼ手作業で一つ一つ張り替えや取り付けを行うほか、襖の滑りが悪いなどの困り事を相談されるとすぐに様子を見に行き、メンテナンスをするそうです。

 また、近年の襖は木材と紙でできたもの以外にも、アルミ製や発泡スチロール製など種類はさまざま。普段から建具業者や畳屋と協力し合い、専門としているからこそできる特殊なものなどは一手に引き受けています。

「地域のお客さまを大切に、長くお付き合いしていける襖屋でありたいです」と木塚さんは、これからも丁寧な手仕事を続けていきます。

 

 

小城のこいが良か!

須賀神社

長い石の階段がずっと続いていて圧巻ですね。昔、子どもとトレーニングとして夜に階段を駆け上がっていました。思い出に残る神社です。

店名

木塚フスマ工芸社

住所

三日月町織島4858-2

定休日

不定休

電話番号

0952-72-1410

営業時間

8時30分~18時30分

業種

襖製造業