株式会社野中畳店
1986年生まれ
三日月町出身、在住
株式会社野中畳店 4代目
足元から優しさを伝える畳
大正10年に創業し、今年で100周年を迎えた野中畳店。4代目の野中大輔さんは「地元の皆さんをはじめ、多くの方にご愛顧いただいたおかげでここまで続けてこられました。畳は和室を足元から支える、さりげないけれど必要なもの。こうした魅力をさらに広めていきたいです」と笑顔を輝かせます。
3代目の父・博喜さんの背中を見て育ち、自然と畳職人を志したという野中さんは、京都市の畳店で内弟子として働きながら畳の専門学校に通うなど、5年間修業。今も京都時代の縁は続いており、平成の終わりには京都迎賓館の畳工事にも携わられています。
畳製作技能士1級の国家資格を持つ野中さんは、機械で畳を作ることが多い現在も、お茶室など手縫いでしか仕上げられない畳の工事に対応。さらに安全性やデザイン性を求める声や水害後の修繕など、多岐にわたる要望に迅速丁寧に応え、多くのお客さまに喜ばれています。
今年7月には佐賀県の「ものづくりマイスター」に選ばれ、子どもたちに手仕事を見せたり一緒に畳のコースターを作ったりと交流。さらに10月1日に野中畳店を法人化し、新たな舞台で歴史を紡ぎます。
「これまで以上に対応力を上げていきます。修繕や張り替えはもちろん、新たに畳を敷きたい方にも気軽にご相談いただけたら嬉しいですね」と野中さんは、これからも確かな腕で畳作りを手掛けます。
- 住所
三日月町樋口1000-2
- 営業時間
8時〜17時
- 電話番号
- 店休日
日曜日