小城の人

仕出し料理をはじめ、宴会や昼食など幅広い食事シーンで愛される「一楽」。石山さんのひいおじいさんが満州で食堂を開き、引き揚げ後の昭和29年、現在の地で創業しました。

石山さんは調理専門学校を卒業後、東京の和食料理店に就職。研鑽を積んで小城へと戻り、6年前に店の看板を受け継ぎました。「レシピはないので、舌を頼りに父の料理へと味を近付けていったんです」と確かな実力。調和の取れた味と食感になるよう、食材の切り方や火の通し方などに気を配るほか、旬の野菜を使い、綺麗な器に盛り付けるといった細やかな工夫も喜ばれています。

創業当初から提供するちゃんぽんは、今でも店の看板メニューとして人気。「時代に合わせ、こってりからあっさりへと味わいが変化しました。長くご愛顧いただけるよう変化を加えつつ、変わらずほっとする味を届けたいです」と石山さんは、これからも皆を笑顔にするため腕を振るいます。

小城のこいが良か！

小城公園の桜

学生時代から続けている卓球の試合で市外の方と話すと、皆さん小城公園の桜をご存知なので誇らしいです。淡く優しい色合いも素敵ですよね。