小城の人

江里口大さん

鯉しげ

1976年、小城町生まれ 鯉しげ 代表

清水一番を目指して! 2代目の決意

清水の代名詞とも言える「鯉料理」。その歴史は140年と古く独自の文化を発展させてきました。鯉料理店が軒を連ねる中で、今年父である茂さんから店を受け継ぎ2代目に就任したのが江里口大さんです。

 

折り鶴も折れないほど不器用だったため、料理とは異なる道に進みましたが、20年ほど前に起きた鯉ヘルペスの風評被害が店に大打撃を与えていることを知ります。苦境の時こそとバリアフリー化や地鶏料理を始めるなど、挽回に励む茂さんの姿を見て後を継ぐことを決めました。

 

見た目以上に個体差がある鯉はさばくのが難しいのですが、ひたむきに修業に取り組んだ結果、今では触っただけで特徴を掴み、包丁を当てる角度や厚みをコンマ数ミリで調整して小骨ごと断ち切ります。

 

「鯉のあらいはサクサクコリコリの食感が最大の特徴ですが、しめた途端に鮮度が落ちるのでとにかくスピード勝負。身に合わせて水を打たせる時間も調整しています」と丁寧に仕上げていきます。  

 

また、代表になったことで経営者としての仕事の多さを知り、両親への感謝の気持ちが深まったそうです。「両親共に『当店は清水の鯉料理屋の中で、一番良いお客様と、良い従業員さんに恵まれている。そのお陰で今日まで商売を続けさせてもらっている』とよく言っております。 そのことを私も肝に銘じ、名実ともに清水一番を目指します!」と力強く語る大さんの瞳が輝きます。

店舗情報

鯉しげ
営業時間/
 11時00分〜21時00分
 (ラストオーダー19時)
 土曜・日曜・祝日は20時30分
 (ラストオーダー19時)まで

定休日/木曜日(祝日を除く)
住所/小城町松尾2261
TEL/0952-72-2008
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